2026/02/27赤坂のファミリー向け賃貸事情 ― 港区で大型車を所有する40代経営者のためのリアル解説 ―※前半
- 地域
はじめに:赤坂に住み続けたい。でも「駐車場」がない
「物件は気に入った。でも、うちの車が入らないんです。」
これは、私が30年以上、都内で高級賃貸仲介をしてきた中で、赤坂エリアで最も多く聞いてきた言葉です。
港区在住、40代、自営業。
仕事は順調。家族もいる。
車はレンジローバーやGLSクラス。
しかし――
・機械式駐車場の高さ制限に引っかかる
・全幅が入らない
・そもそも空きがない
・平置きは抽選待ち
赤坂は便利でステータスもある。
けれど、ファミリーで、しかも大型車を持ちながら暮らすには“戦略”が必要な街です。
今回は、赤坂で30年以上仲介をしてきた実務経験をもとに、赤坂のファミリー向け賃貸事情を本音で解説します。
築浅マンションは増えているが「数は多くない」
近年、赤坂では再開発が進んでいます。
《出典》港区のまちづくり・再開発情報(港区公式サイト)
https://www.city.minato.tokyo.jp/
タワーマンションや新築レジデンスが建設され、街並みは年々洗練されています。
ただし、ここが重要です。
赤坂は「住宅地」ではなく「商業地」です。
土地の多くはオフィス・商業用途。
つまり、
マンションは建っているが、供給量自体は限られているのです。
例えるなら、
限られた皿の上に高級料理が並ぶようなもの。
見た目は華やかでも、数は多くない。
分譲価格の高騰が“賃貸流入”を生んでいる
東京都心のマンション価格は高騰しています。
《出典》首都圏マンション市場動向(不動産経済研究所)
https://www.fudousankeizai.co.jp/
赤坂周辺では、1㎡あたり200万円超も珍しくありません。
100㎡なら2億円規模。
その結果、経営者層が「買うより借りる」を選ぶケースが増えています。
私の顧客でも、
「事業資金を不動産に固定したくない」
「3年後の海外展開に備えたい」
という理由で賃貸を選ばれる方が増えました。
この層が赤坂の賃貸市場を押し上げています。
家賃は確実に上昇傾向
供給が少ない
購入価格が高い
高所得層が流入している
この3つが重なれば、家賃が上がるのは当然です。
《出典》東京都の地価公示(国土交通省)
https://www.land.mlit.go.jp/
特に70㎡前後の2LDKは需要が集中し、
月額40万〜60万円台も普通になっています。
ファミリー向けでも「広さ」に限界がある
赤坂のファミリー物件の中心は、
・50㎡台の2LDK
・60〜70㎡台の2LDK
です。
100㎡超は極めて希少。
「広い家でのびのび」というより
「便利さを優先した都市型ファミリー暮らし」
このイメージが現実です。
私はよくお客様にこう例えます。
赤坂は“都心のビジネスクラス席”。
広大ではないが、洗練されていて機能的。
大型車駐車場問題:赤坂最大の壁
ここが最も重要です。
赤坂の駐車場の多くは機械式です。
一般的なサイズ制限は、
全長5,000mm以下
全幅1,850mm前後
全高1,550mm前後
GLSやレンジローバーはほぼアウトです。
さらに、
マンション戸数に対して駐車場設置率は50%未満の物件も多い。
つまり、
サイズが合っても
空きがない
という現象が起きます。
実際に、
家賃50万円の物件を即決しようとした経営者の方が、
駐車場がないという理由でキャンセルされたケースもあります。
駐車場のセキュリティは必須
自動車盗難は都市部で発生しています。
《出典》自動車盗難の発生状況(警察庁)
https://www.npa.go.jp/
高級車はターゲットになりやすい。
そのため、
・シャッター付き平置き
・防犯カメラ
・24時間警備
は重要条件です。
赤坂では「駐車場の質」が物件選びを左右します。
ここまでが前半です。
次回後半では、
・保育園事情
・生活利便性
・ジム・サウナ環境
・医療環境
・交通利便性
・大型車オーナーが成功する物件選び戦略
を具体的に解説します。





















